睡眠障害(不眠症)ってどんな病気?
- 睡眠障害は、下記の様に区分されます。
- 1、不眠症状
- 2、睡眠中の呼吸の障害
- 3、過眠症状
- 4、睡眠覚醒リズムの障害
- 5、睡眠中の異常行動
- 6、睡眠に関連しての運動の異常
睡眠障害(不眠症)の症状は?
- 【入眠障害】
- なかなか寝付けない
- 眠ろうとするとかえって目がさえる
- 【途中覚醒】
- 何度も目が覚める
- 目が覚めた後なかなか寝付けない
- 【早朝覚醒】
- 朝早く目が覚めてしまう
- 【熟睡感の欠如】
- 眠った気がしない
- 眠りが浅い
睡眠障害(不眠症)の原因は?
- 【睡眠環境】 寝室、寝具、温度、湿度、照度、雑音など
- 【心理的要因】 考え事、不安、緊張、イライラ、精神疾患など
- 【薬理学的要因】 カフェイン、ニコチン、アルコール、一部の身体疾患治療薬など
- 【生活習慣】 生活リズム、食事、運動、昼寝、入浴、交代勤務、長時間労働、テレビ、インターネットなど
- 【身体的要因】 痛み、痒み、咳、頻尿など
睡眠障害(不眠症)の治療は?
- 睡眠時間は人それぞれで、日中の眠気で困らなければ充分です。
睡眠時間は人それぞれで異なり、季節でも変化、8時間にこだわらないことが大切。年をとると必要な睡眠時間は短くなる。 - 刺激物を避け、寝る前には自分なりのリラックス法を。
就寝前4時間のカフェイン摂取、就寝前1時間の喫煙は避ける。軽い読書、音楽、ぬるめの入浴、香り、筋弛緩トレーニングなどを行う。 - 眠くなってから床に就く、就寝時刻にこだわりすぎない。
眠ろうとする意気込みが、かえって頭をさえさせ寝つきを悪くする。 - 同じ時刻に毎日起床。
早寝早起きではなく、早起きが早寝に通じる。日曜日に遅くまで床で過ごすと、月曜日の朝がつらくなる。 - 光の利用でよい睡眠。
目が覚めたら日光を取り入れ、体内時計をリセットする。夜は明るすぎない照明を。 - 規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣。
朝食は心と体の目覚めに重要、夜食をとるならごく軽く。運動習慣は熟睡を促進。 - 昼寝をするなら、15時前の10分から15分間。
長い昼寝はかえってぼんやりのもと。夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響。 - 眠りが浅いときには、むしろ積極的に遅寝、早起きに。
寝床で長く過ごしすぎると、熟睡感が減る。 - 睡眠中の激しいイビキ、呼吸停止、足のぴくつき、むずむず感は要注意。
背景に睡眠の病気、専門治療が必要。 - 充分眠っても日中の眠気が強いときには、専門医に相談を。
長時間眠っても、日中の眠気で仕事、学業に支障がある場合は専門医に相談を。車の運転に注意。 - 睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと。
睡眠薬代わりの寝酒は深い睡眠を減らし、夜中に目覚める原因になる。 - 睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全。
一定時刻に服用し就寝。アルコールと併用しない。